『わたしのいただく 安武松太郎師』E 『私のいただく 安武松太郎師』E
(矢野政美著 昭和56年12月発行)

6、加治木布教について

 恩師の百日祭も済み、同年六月十七日に甘木の御広前を発たせていただいて、御神璽と恩師の御霊璽のお伴をしてまいりましたが、その夜は栗野教会に一泊させていただき、翌十八日加治木にまいりまして今年で満三十年にならせていただきますが、色々な事に出会います毎に、恩師と現在恩師と頂きます親先生の御祈りの深さをしみじみと感じさせていただいております。
 布教当初のある夜明けの夢に、恩師のお供をして杵築の柏田忠彦先生と私と参っておりますと、恩師が後を振り返られて「矢野さん、神様は天地の親神様でどんなおかげでも下さるが、要は受けものが大切ばい」と仰せられた御言葉が、今日まで耳底に残っております。
 至りません私どもが、今日このように御引廻しいただいて、かつがつも御用にお使いいただいておりますことは、一重に御先代恩師と現親先生の御取次の賜としみじみ感じさせていただくのであります。
 御先代恩師から現親先生に流れ伝わっておられます御神意中心、御神慮中心の生き方を進めさせていただきまして「神も助かり人も立ち行く」御神願ご成就の御役に立たせていただくべく、生命の限りおかげを蒙らせていただきたいと祈らせていただいております。  
(おわり) 

『私の頂く 安武松太郎師』表紙(見出し)

『私の頂く 安武松太郎師』@
『私の頂く 安武松太郎師』A
『私の頂く 安武松太郎師』B
『私の頂く 安武松太郎師』C
『私の頂く 安武松太郎師』D

『母の想い出』@
『母の想い出』A
『母の想い出』B
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『母の想い出』D
『母の想い出』E
『母の想い出』F
『母の想い出』G



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